「クリミア半島はロシアにとどまる」、トランプ氏が発言 米誌インタビュー

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ケルチ海峡に架かるクリミア大橋を走行する車=2018年5月/Alexander Nemenov/Pool/AFP via Getty Images

ケルチ海峡に架かるクリミア大橋を走行する車=2018年5月/Alexander Nemenov/Pool/AFP via Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は25日掲載の米誌タイムとのインタビューで、ウクライナ戦争終結に向けた和平案の一環で「クリミア半島はロシアにとどまる」との見通しを示した。ウクライナのゼレンスキー大統領も「それは理解している」とも述べた。

トランプ氏は「クリミアはロシアにとどまる。ゼレンスキー氏もそれは理解しているし、長い間ロシアのものだったことは誰もが承知している」などと述べた。

ゼレンスキー氏はクリミア半島占領は憲法違反だとして、「(ウクライナは)クリミア占領を法的に認めない」と発言。これを受けトランプ氏は今週、ゼレンスキー氏が「扇動的な発言」で戦争を長引かせていると非難していた。

トランプ氏はタイム誌とインタビューで、ゼレンスキー氏が大統領のままでも和平は可能かと問われ、「そう思う。彼が現大統領であり、我々は合意に至ると思う」と答えた。

インタビューは今月22日に行われたもので、トランプ氏の大統領就任後の100日間を振り返る内容。トランプ氏はこの中で、ウクライナがNATO加盟を望んだことがロシアとの紛争を招いたとの見方を改めて示した。

「ウクライナがNATOに加盟できることはないと見ている。そもそも戦争が起きたのは、ウクライナがNATO加盟に言及し始めたのがきっかけだと思う」としている。

トランプ氏はまた、ロシアのプーチン大統領は「(ウクライナ)全土を奪取したい」意向だとの見方を示しつつも、「この交渉をまとめられるのは自分だけだ」と語った。

トランプ氏は大統領選中、ウクライナ戦争は24時間で解決できると繰り返し発言していたが、これについては「冗談で言った」と振り返った。

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