激戦続く大都市アレッポ、互いが優位を主張 シリア
一方、4日にシリア国内でイラン人48人が反体制派に拉致された事件を受け、イラン政府高官は周辺諸国を訪問。解放に向けた協力を求めた。
イラン国内の報道では当初、拉致された48人は巡礼者だと伝えられていた。だがその後、自由シリア軍が犯行を認めるとともに、拉致した48人にイランの革命防衛隊のメンバーが含まれていたと発表した。
この点についてイラン学生通信はイランのサレヒ外相の発言として、巡礼の中に革命防衛隊の元隊員が含まれていたと伝えた。外相によれば、「シリア国内の聖地を訪れたいとの思いが強すぎて、巡礼を止めることができなかった」という。
イラン最高安全保障委員会のジャリリ事務局長は7日、シリアを訪問して両国の結束を誇示した。シリア国営メディアによれば、ジャリリ事務局長はアサド大統領と会談し、「敵」がシリアに介入することは認めないと述べたという。アサド大統領を撮したビデオが放映されるのは今月下旬以来初めてのことだった。