アフガン東部で国軍兵士が米兵2人を殺害
(CNN) アフガニスタンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)によると、同国東部で27日、米兵2人がアフガン国軍の兵士に殺害された。
国防当局者は匿名で、死亡した2人が米国人だったことを確認し、内部の者の犯行との見方を示した。ISAFによると、国軍兵士もISAF側の反撃により射殺された。ISAFのアレン司令官は、「罪のない人々を殺す臆病者の仕業」と非難した。
同国では2014年までのISAF撤退を前に、ISAF部隊の兵士が国軍兵士らに襲われるケースが増えている。27日の事件も含め、これまで少なくとも42人が、国軍兵士または兵士や警官を装った武装勢力に殺害された。ISAFのアレン司令官は先週、こうした攻撃のうち25%は、部隊に潜入した反政府勢力タリバーンのメンバーが実行していると述べた。
一方、南部ヘルマンド州では同日、国軍兵士5人が同じ部隊の兵士らを襲撃。州当局によると、兵士10人が死亡、4人が負傷した。動機などは不明で、犯行声明も出ていない。