ミャンマー大統領が初の記者会見、開かれた姿勢アピール
(CNN) ミャンマーのテインセイン大統領(67)が国内外の記者を招き、2011年3月の就任以来、初の記者会見を行った。ミャンマーがかつての軍政下での閉鎖的姿勢から、開放姿勢に転じたことをアピールした形。
記者会見は大統領公邸で21日に開かれ、国内外の記者130人が出席。テインセイン大統領は2時間の予定時間を延長して、幅広い分野におよぶ30あまりの質問に答えた。
大統領はこの中で、9月の訪米で数多くのインタビューをこなし、マスコミ対応にも慣れてきたと語った。ただし論議を呼びそうな問題については慎重な姿勢を保ち、詳細はほとんど明らかにしなかった。
2015年の次期大統領選への出馬をめぐっては、「健康状態と年齢を考えても、もう1期できると判断した」「しかし、我が国と国民が私に何を望むかについて考える」と述べ、再選を目指す可能性を排除しなかった。
経済問題では、期待が高まっている外国投資法は成立間近との見通しを示した。テインセイン政権は外国からの投資を呼び寄せてミャンマーの経済発展につなげたい考えだが、開放の程度をめぐって意見が分かれ、法案の審議が長引いている。