自爆テロ訓練に連れて行かれる少年3人を拘束 パキスタン
イスラマバード(CNN) パキスタン当局は29日、自爆テロ犯として養成される予定だった12~14歳の少年3人を拘束したと発表した。3人と一緒にいた訓練係とみられる男も同時に拘束された。
警察によると、少年たちは南部の港湾都市カラチから、自爆テロの訓練を受けるために北西部の北ワジリスタンに連れて行かれる途中だったと話しているという。警察は寄せられた情報に基づき、バスに乗っていた一行を27日に拘束した。
少年はもともと南ワジリスタンの出身で、現在はカラチに住んでいたという。
少年3人と、訓練係とされる男は28日に裁判所に出廷した。警察によると、男が所属する犯罪組織は、自爆テロ犯となる少年を送り込んでいたとみられる。
アフガニスタンと国境を接する部族地域の北ワジリスタンは、武装集団ハッカニ・ネットワークの拠点があるとされる地域。米国は、アフガニスタンに駐留する国際部隊を狙ったテロへの同組織の関与を指摘している。