シリア難民、100万人に達する 国連

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2013年2月1日に難民キャンプで撮影

2013年2月1日に難民キャンプで撮影

(CNN) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は6日、内戦の続くシリアから国外に逃れた難民の数が100万人に達したと発表した。

1日平均約1400人が国境を越えている計算になるという。100万人という数字は、シリアの総人口の5%にあたる。

グテーレス難民高等弁務官は「(周辺国に)逃れた100万人に加え、さらに数百万人が国内で難民となっている。現在、毎日数千人が国境を越えており、シリア情勢は完全なる惨事へと陥りつつある」と述べた。

特にここ数カ月の増加が激しく、今年に入って40万人以上がレバノンやヨルダン、トルコ、イラク、エジプトなどの周辺国へと流出。難民の半分は子どもだという。

多くの難民は着の身着のままで、心の傷も負っている。ヨルダンの場合、地元住民の家に滞在させてもらえるケースもあるが、そうでなければ寒い中、テント暮らしをするか、家を借りるかするしかない。難民が働けば不法就労になるため、援助団体によれば借金をして子どもを養う家族もいるという。

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