ビル倒壊の死者250人超、首都で抗議デモ バングラデシュ
ダッカ市内では25日、数千人が集まって不十分な安全対策に対する抗議デモが行われた。一部は暴徒化して放火したり、通りかかったトラックの窓を叩き割ったりした。
衣類製造輸出業界団体の本部前には各地の工場で働く労働者が集まり、工場経営者の逮捕などを要求した。警察によると、倒壊したビルと工場の経営者は行方が分からなくなっているという。
バングラデシュは240億ドルの輸出額のうち80%を衣類が占める。国内には約4500の縫製工場があり、各国のメーカーの衣類製造を請け負っている。