タリバーン兵、子ども2人の首を切断し殺害 アフガン当局
カブール(CNN) アフガニスタン南部カンダハル州の州政府は10日、同州で政府武装勢力タリバーンの兵士が2人の子どもの首を切断して殺害したと発表した。殺害されたのは10歳と16歳の子どもだという。
知事室によると、9日、タリバーン兵が検問所内のごみ箱から生ごみを集めていた10歳の少年を捕らえ、首を切断したという。16歳の子どもについては詳細が明らかになっていない。
タリバーンはこの報道についてコメントを発表していない。
またアフガニスタンの首都カブールで10日、タリバーンの武装集団が同市内のカブール国際空港近くの建物を占拠した後、治安部隊と衝突した。アフガン当局によると、7人の武装集団は戦闘の末、全員死亡したという。カブール国際空港の一部は軍が使用しており、タリバーンは空港内のアメリカ人を狙ったとしている。
アフガニスタン東部では同日、北大西洋条約機構(NATO)の国際治安支援部隊(ISAF)の隊員が爆発により死亡した。これで6月に死亡した隊員はアメリカ人9人を含む18人となった。