タリバーン勢力、シリア反体制派に数百人の援軍を派遣
パキスタン・ペシャワル(CNN) パキスタンのイスラム武装組織「パキスタン・タリバーン(TTP)」は16日までに、国際テロ組織アルカイダと共に、シリアの反体制派に援軍を送り込んでいることを明らかにした。
TTPの幹部はCNNに対し、戦闘部隊の第一陣は既にシリアに到着し、シリア反体制派に協力するための拠点を設置したと語った。「シリアの同胞が必要とするあらゆる支援を提供する」としている。
別のTTP幹部によれば、これまでに120人の戦闘員がシリア入りし、週内にさらに150人の部隊を送り込む予定だという。
戦闘員はシリアにいるアルカイダ幹部の要請を受けて派遣したもので、シリアではアルカイダの指揮下に入るという。
TTP幹部はさらに、地元の支部に対してもシリアに行く意思のある戦闘員をスカウトするよう要請していると説明、多数の若者が志願していると主張した。
ただしパキスタン国内にもまだ戦闘員が多数いて、同国内での作戦も継続すると話している。