マララさん襲撃は「タリバーン批判が原因」 幹部が手紙
手紙のなかでラシード元受刑者は、個人的に銃撃事件にはショックを受けたと書いている。そして事前に警告をしなかったことを悔やんでいると述べている。
そしてマララさんにパキスタンに帰国し「ペンをイスラム教と窮状を呈するイスラム社会のために使う」よう求めた。
また手紙には、タリバーンはイスラム法に抵触しない範囲内であれば女性の教育を支持するとも書かれていた。
だが国連教育問題特使のブラウン前英首相は17日、声明を出し「学校を燃やしたり生徒たちを殺すのをやめない限り、マララさんのような少女たちが学校に行く権利についてタリバーンが何を言っても誰も信用しない」と述べて手紙を批判した。
パキスタンでは今年に入っても、女子校やその教師、生徒たちが銃や爆弾で襲撃される事件が相次いでいる。