中国で記録的猛暑続く、最高気温42度も
香港(CNN) 中国各地で記録的な猛暑が続き、熱波による死者が相次いでいる。当局は警戒情報を出して注意を呼びかけ、各地の自治体は人工降雨などの対策に乗り出した。
猛暑は南部から東部にかけての一帯を覆い、国営新華社通信が31日に伝えたところでは、7月の上海は気温35度以上の猛暑日が25日間に上った。これは少なくとも140年ぶりの記録だという。
地元英字紙は、池や川で暑さのために魚が大量死したと伝えている。
英字紙チャイナ・デーリーによれば、国土のほぼ3分の1に当たる19地域が猛暑に見舞われており、中国気象局は30日、上から2番目のレベルの高温警報を発令した。最高レベルの高温警報はまだ出されたことがないという。
国営メディアは、フライパンに載せた卵やエビ、ベーコンなどを道路の熱で焼く人たちの写真を掲載している。
浙江省の杭州では過去7日のうち6日間、気温が40度を超え、一部地域では30日の気温が過去最高の42.2度に達した。浙江省では同日、複数の自治体が人工的に雲を発生させる技術を使って干ばつに見舞われた農地に雨を降らせたという。
予報によれば、この暑さは8月半ばごろまで続く見通し。