国連調査団、シリアに到着 化学兵器使用の調査へ

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シリア・アレッポの被害を空中写真で見る

(CNN) シリア内戦で化学兵器が使われたとの疑惑を調査するため、国連のチームが18日までに同国に到着した。

潘基文(パンギムン)事務総長の事務所が発表したところによると、チームは19日に調査を開始する。滞在中、報道陣の取材には応じない方針だという。

シリアでは2年以上前から続く内戦で10万人以上が死亡、数百万人が住む家を失った。その間に化学兵器の使用が何度も指摘されてきた。

米政権は今年6月、シリア政府軍が反体制派に対して猛毒神経ガス・サリンなどの化学兵器を使ったと断定し、「越えてはならない一線を越えた」として反体制派への軍事支援に踏み切った。

シリア政権側はこれに対し、反体制派が今年3月の北部アレッポ県カーンアサルでの攻撃などで化学兵器を使ったと主張。反体制派は、「われわれには化学兵器やそれを搭載するミサイルを入手するすべがない」と反論している。

国連によると、シリア政府は調査団の受け入れに同意し、協力を約束した。国連報道官が先月語ったところによれば、調査対象となる3カ所にはカーンアサルも含まれている。

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