開城工業団地、16日再開で南北が合意
(CNN) 韓国と北朝鮮は11日までに、稼動が中断している開城工業団地について、16日から試運転を開始することで合意に達した。韓国統一省が発表した。
開城工業団地は9年前、南北間の経済協力を象徴する事業として北朝鮮南部の南北軍事境界線付近に設置され、北朝鮮の重要な収入源となっていた。北朝鮮のミサイル問題をめぐって緊張が高まった今年4月、北朝鮮が全従業員の撤収を発表し、稼動が停止していた。
その後の緊張緩和にともない、8月には韓国との間で稼動再開に向けた合意が成立。今後は政治状況の変化にかかわらず稼動を続けることや、中断による韓国側企業の損失への補償を検討することなどが決まり、南北間の共同委員会が協議を続けていた。