国連調査団、再びシリア入り検討 化学兵器使用巡り

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ダマスカス近郊の化学兵器が使われたとされる地区の周辺

ダマスカス近郊の化学兵器が使われたとされる地区の周辺

(CNN) 内戦状態の続くシリアの首都ダマスカス近郊で化学兵器が使用された疑いを巡る調査で、先日現地調査を行った国連調査団のセルストロム団長は18日までに、来週にもシリアに戻り追加の調査を行うことを検討していると明らかにした。

16日に公表された国連報告書を巡っては、西側諸国がシリア政権側による化学兵器使用への関与を示すものだと主張する一方で、ロシアは反体制派側の関与を主張している。

ロシア国営RIAノーボスチ通信は18日、シリアがロシアの外交官幹部に対し、化学兵器の使用について反体制派が関わっているという証拠を提供したと報じた。

ロシアのリャブコフ外務次官は同日、同国のテレビ局RTに対し、国連によるシリアでの化学兵器使用を巡る報告書について、「一方的」かつ「歪曲(わいきょく)されたもの」であり、不十分な情報に基づいているとロシアが考えていると明らかにした。

米国の推計では、8月21日の化学兵器の使用によって1400人超の死者が出た。

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