パキスタンでM7.7の地震、死者264人に
イスラマバード(CNN) パキスタン南部バルチスタン州で24日にマグニチュード(M)7.7の地震が発生し、同州内相によれば、少なくとも264人が死亡した。地元警察によると、この地震で同州南部グワダル沖合の海上に高さ6~9メートルの島が出現し、大勢の見物人が詰めかけている。
バルチスタン州内相によれば、400人が負傷したほか、多くの人たちががれきに閉じ込められているという。
一方、GEOテレビによれば、グワダル沖の海上に出現した島は直径30メートルほど、沿岸から約1.6キロの地点にあるという。大地震では大きな地殻の変動が起きることがあり、特に沿岸部ではそうした変動が目に見えやすい。
米国立地震観測所の専門家も、島が形成されたことを確認した。ただ、米地質調査所の専門家は、今回のような地震でこれほどの大きさの島が出現することは、一般的にはあまりないと話している。
米地質調査所(USGS)によると、震源地はアワランの北東部69キロ、震源の深さは約15キロ。救助隊や医療班など1000人あまりが現地に向かっている。