ケニアのモール襲撃事件にノルウェー人が関与か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ケニアのモール襲撃事件

ケニア・ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビで先月起きたショッピングモール襲撃事件で、ケニアのテロ対策班はソマリア出身のノルウェー人の男が事件に関与した疑いがあるとして行方を追っていることが情報筋の話から明らかになった。

このノルウェー人は、ソマリアに拠点を置くテロ組織シャバブの最も危険な指揮官の1人とされるアブディカディア・モハメド(通称イクリマ)容疑者とつながりがあると見られる。

ケニアの情報筋によると、現在ノルウェーの諜報員がケニアでイクリマ容疑者とこのノルウェー人の男の捜査を行っているという。ノルウェー当局は、このノルウェー人の男の氏名は明らかにしていない。

モール襲撃事件は9月21日に発生した。ナイロビ郊外の高級ショッピングモール「ウエストゲート」に武装グループが侵入し、モール内に立てこもったが、4日目に治安部隊が突入し、武装グループ全員を殺害。この事件で少なくとも67人が死亡した。

シャバブはショッピングモール襲撃の犯行声明を出しており、ケニア当局はイクリマ容疑者がショッピングモール襲撃事件に関与したとみている。

米特殊部隊は5日にソマリア南部の港町バラウェ近くにあるシャバブの拠点を急襲した。米当局はこの時の標的はイクリマ容疑者だったとしているが、同容疑者は特殊部隊が攻撃されている間に逃走したと見られる。

ケニアの情報筋によると、イクリマ容疑者はケニアで育ち、6カ国語を話すとされ、ソマリアのアルカイダとアラビア半島のアルカイダの主要な「連絡係」を務めているという。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]