米無人機攻撃は「国際法違反」、民間人犠牲も多く 人権団体
(CNN) 村のテントにはその日も、1日の仕事を終えた人たちが集まって来て談笑していた。野菜売りや材木商、鉱山労働者など職業はさまざまだが、誰もが妻や子ども、両親などの家族持ちだった。
アフガニスタンと国境を接するパキスタンの北ワジリスタン地域。武装勢力の拠点が集中する地でもある。この日は無人機4機が夜空を旋回していた。
突然、無人機の発射したミサイルがテントを直撃した。この攻撃で8人が死亡。数分後、被害者を助けようと村の人たちが近付いたところを無人機が再び攻撃し、犠牲者は18人に増えた。中には14歳の少年も含まれていた。
負傷者は8歳の少女も含めて22人に上った。
「バラバラになった遺体があちこちに散乱していた。頭のない遺体や手足のない遺体もあった」。当時近くで祈りをささげていた地元住民は振り返る。