ロマ族集落で保護の少女、ブルガリアに帰国し里親のもとへ 当局
また当局は、ルセバさんと夫の間にはもう1人子どもがおり、別の町で別の家族に育てられていることも確認したという。
ルセバさんによれば、夫妻は2009年に留守中の家族の世話を長女のカチアさん(現在20歳)に任せてギリシャに出稼ぎに出た。ルセバさんは自分が妊娠していることに気づかなかったと言う。
ルセバさんはマリアちゃん(ルセバさんがつけた名前はスタンカ)が7カ月になるまで育てた。しかし果物や野菜の収穫作業は低賃金で、路上やオリーブ畑で夜を明かすことがよくあったなか、マリアちゃんを引き取ってもよいという女性が現れたため、申し出を受けたとルセバさんは語る。
ブルガリア警察は金を受け取って不法に養子に出した疑いがあるとして捜査しているが、ルセバさんは金銭の授受を否定している。