ロマ族集落で保護の少女、ブルガリアに帰国し里親のもとへ 当局
(CNN) ギリシャ中部にある少数民族ロマの集落で保護された少女について、実の両親が暮らすブルガリアの当局者は、ブルガリアに帰国し、当面は里親の元で生活することになるだろうと述べた。
現在、実母のサシャ・ルセバさんは夫と9人の子どもとともに、1部屋の小さな家で貧しい暮らしを送っている。ルセバさんはCNNに対し、マリアちゃんを取り戻したいと語った。
しかし、ブルガリアの児童養護当局者は、マリアちゃんがブルガリアに帰国しても当面は両親とは暮らさず、後見人に預けられる見通しだと述べている。
当局はルセバさんと夫の間の未成年の子どものうち、15歳の子どもを除く7人についても、一時的に里親に預けたり、児童養護施設に入所させる見込みだ。その間に、両親に対して就職先を探すなどの支援を行い、生活状況の改善を目指す。