猛烈な台風ハイエン、フィリピンで死者3人 深刻な被害
ハイエンの勢力は9日に弱まり、もはや超大型台風ではなく、風速約65メートルの普通の台風となっているが、同日また超大型台風に戻る恐れがある。ハイエンは9日朝の時点で南シナ海上にあり、10日朝にベトナムの都市ダナン、フエ近くに上陸する。
9日にはフィリピンの軍用ヘリコプターによる空からの被害状況の調査が予定されている。またマニラの複数の救援機関が18時間かけて被害が最も大きい島々を訪問する予定だ。
ある救援活動者によると、中部ビサヤ地方に位置するボホール島では、9日現在まだ停電が続いているが、携帯電話サービスは復旧し、被害を受けた道路も開通したという。先月大規模な地震に見舞われた同島では、35万人がテントや避難所で生活しており、台風の影響が懸念される。