米国、象牙とサイ角の密輸撲滅に初の報奨金 ラオス組織標的

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(CNN) 米国政府は14日までに、アフリカとアジアの間で象牙とサイの角の密輸に関与する組織や人物の情報提供に100万ドル(約1億円)の報奨金を提供する方針を明らかにした。

米国務省によると、同国がこの種の報奨金を約束するのは初めて。

ラオスに拠点を起き、南アフリカ、モザンビーク、タイ、マレーシア、ベトナムや中国などにも配下がいる密輸組織「Xaysavang Network」の壊滅を狙った措置となっている。

ケリー米国務長官は声明で、動物の違法密輸による収入は年間で80億ドルから100億ドルまでに達するとし、麻薬や人身売買の資金源にもなっていると指摘。多国間で暗躍する組織による野生動物の密輸は汚職撲滅の支障となり、不安定な地域での法統治と国境警備を脅かすと指摘。自然界の生物の多様性とエコツーリズムに収入などを頼る地域社会を揺るがすとも述べた。

アジアの富裕層に根強い需要があるとされるサイの角は多額の収入が見込める取引とされる。角はがん、二日酔いの有効な治療薬と受け止められ、男性の性的能力を高める効果があるとも思い込まれている。

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