ドイツ・メルケル首相、大連立で合意
(CNN) ドイツのメルケル首相は27日、中道左派の社会民主党(SPD)との連立で合意し、右派と左派の大連立が成立する見通しとなった。
連立合意についてはSPDの承認を得る必要があり、同党は12月6~12日にかけて投票を予定している。
ドイツでは2カ月前の総選挙を受けて、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟と連立を組むキリスト教社会同盟、野党SPDの間で連立に向けた協議が行われてきた。
SPD指導部との共同記者会見でメルケル首相は、連立交渉の重点分野として財政の安定、富の保証、社会保障を挙げ、社会保障については各党の間で妥協が成立したと説明。「2017年には国民の生活が現在より向上している可能性が大きい」と語った。
大連立が成立すれば、メルケル首相は3期目の首相に就任する見通しだ。