「今年の人」にフランシスコ法王 米タイム誌
(CNN) 米誌タイムは11日、ローマ法王フランシスコを毎年恒例の「今年の人」に選んだと発表した。
フランシスコ法王は、南米出身の初のローマ法王として今年3月に就任。教会の改革を訴え、庶民的な振る舞いで世界中から称賛された。
タイム誌はフランシスコ法王を選んだ理由について、「謙虚な聖人の名で呼ばれ、教会を癒しの場とするよう呼びかけた」と説明している。
同誌編集者のボビー・ゴーシュ氏は、「フランシスコ法王は教会に対する見方を、浮世離れした場から謙虚な慈しみの場へと変えさせた」「教義に重点を置いていた教会は奉仕に重点を置くようになり、教会の語りかけは慈しみの口調になった。これこそが、かつての最盛期の教会の姿であり、フランシスコ法王はそれを取り戻そうとしているようだ」と評した。
他トップ5には、米国家安全保障局(NSA)の情報を暴露したエドワード・スノーデン容疑者、同性愛の人権活動家エディス・ウィンザー氏、シリアのアサド大統領、米共和党のテッド・クルーズ上院議員が入った。
トップ10には、米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏、オバマ米大統領、イランのロハニ大統領などが入った。