イラク各地で武装集団の襲撃、70人死亡

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イラクの首都バグダッドなどで武装集団の襲撃や爆発が相次いだ

イラクの首都バグダッドなどで武装集団の襲撃や爆発が相次いだ

バグダッド(CNN) イラクの首都バグダッドなどで15日から16日にかけて武装集団の襲撃や爆発が相次ぎ、全土で少なくとも70人が死亡した。

警察によると、首都バグダッドでは16日、イスラム教シーア派の聖地カルバラへ徒歩で向かう巡礼者の列の近くで2台の自動車に仕掛けられた爆弾が相次いで爆発し、少なくとも27人が死亡、50人以上が負傷した。この事件を含め、バクダッドでの犠牲者は40人を超えている。

北部のモスルでも巡礼者が武装集団に襲撃され、17人が死亡した。

この前日には、銃撃や爆発によって少なくとも21人が死亡している。犠牲者の1人は地元放送局モスリヤテレビのアナウンサーだった。

一方、北部ティクリートの当局によれば、16日にはティクリート近郊のバイジの警察署前で自動車爆弾が爆発し、少なくとも8人が死亡、4人が負傷した。爆発の直後に武装集団が警察署を襲撃して治安部隊と衝突し、勾留されていた10人を脱走させたという。

ティクリート近郊でも武装集団が市庁舎の建物を襲撃して治安部隊と衝突。人質を取って一時この建物を占拠した。人質のうち数人は解放されたが、少なくとも5人が死亡したという。国営テレビ局は、テロ対策部隊が出動して人質を解放し、武装集団のメンバーを殺害したと伝えている。

イラクでは相次ぐテロで犠牲者が後を絶たず、国連の統計によると、2013年の死者は8000人を超えている。

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