金正日総書記の死去から2年、追悼大会を開催
北朝鮮では先週、正恩氏の叔父で後見役とされていた張成沢(チャンソンテク)・前国防委員会副委員長が国家転覆を図ったとして処刑された。張氏の妻、金敬姫(キムギョンヒ)党書記は追悼大会に出席しなかったが、KCNAが週末の報道で敬姫氏に言及していることから、健在と推測される。
張氏の粛清は政権の不安定化を示すとの見方もあり、北朝鮮が挑発行為に出る可能性が指摘されている。韓国国防省は北朝鮮が来年早々にも挑発的な動きを示す恐れがあると警告。朴槿恵(パククネ)大統領は16日、閣僚らとの会合に先立ち、北からの「無謀な挑発」の可能性は否定できないと語った。
米国務省のケリー長官も、処刑は正恩氏の「無謀さ」や「不安定さ」を示すとして、同氏のような人物が核兵器を持つことは、従来にも増して「受け入れがたくなった」と述べている。