金正日総書記の死去から2年、追悼大会を開催
(CNN) 北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の死去から2年がたった17日、平壌体育館で追悼大会が開かれた。
正面に大きく掲げられた金総書記の顔写真の下、ひな壇の中央に後継者の金正恩(キムジョンウン)第1書記が座り、その両わきに厳粛な表情の幹部らが並んだ。会場を埋め尽くした党や軍のメンバー数千人が、手を高く掲げて一斉に拍手する姿がみられた。
ベルギーに本部を置くシンクタンク、国際危機グループで北東アジア情勢を研究するダニエル・ピンクストン氏によると、正恩氏にとって父の金総書記や祖父の金日成(キムイルソン)主席らにまつわる行事は、幹部らに政権や党、自身への忠誠を改めて誓わせる場としての意味を持つようだ。
朝鮮中央通信(KCNA)によると、16日には平壌の錦繍山(クムスサン)太陽宮殿前の広場で、朝鮮人民軍が正恩氏に忠誠を誓うことを確認する集会も開かれた。