妻子を焼き殺した疑いで夫ら逮捕、「持参金」原因か インド
ニューデリー(CNN) インド東部ジャルカンド州の警察は3日までに、母子が自宅で焼き殺される事件を受け、死亡した女性の夫とその両親を逮捕した。同国の慣習となっている結婚持参金(ダウリー)を巡るトラブルが原因とみられる。
州警察の責任者によると、殺害されたのは22歳の女性と1歳の女児。1月30日に、夫と義父母が2人に灯油をかけて火をつけた疑い。女児は即死、女性も搬送先の病院で死亡した。
夫婦は3年前に結婚していた。警察責任者が女性の両親の話として伝えたところによると、女性は持参金のことでいじめられていたという。
インドには結婚の際、花嫁が多額の現金や贈り物を持参する慣習がある。現在は法律で禁止されているが実際にはまだ広く守られ、持参金を巡るトラブルも後を絶たない。
全国の犯罪統計によると、2012年には持参金のトラブルで女性が殺害された事件が8233件報告された。