ベネズエラ、野党指導者を逮捕 双方がデモ
与党のラファエル・チャベス議員も18日、CNNスペイン語放送の取材に対し、野党側がマドゥロ大統領の暗殺を目論んでいると述べ、その計画には米国も一部絡んでいると語った。
これに先立ちベネズエラは17日、米国の外交官3人が政権転覆の陰謀にかかわったとして、48時間以内に出国するよう命じていた。マドゥロ大統領はこの日の演説で「ヤンキーは帰れ」と絶叫し、支持者を熱狂させた。
米国務省はベネズエラの主張を重ねて否定している。
ベネズエラでは過去何十年もの間、反政府デモや政権支持者のデモが繰り返され、政治的安定が脅かされてきた。今回のデモは、マドゥロ大統領が就任してからの11カ月で最大規模となる。
これまでの衝突で、デモ参加者3人と政府支持者の1人が死亡したほか、政府当局者によれば、17日には北西部のカルパノで開かれた抗議デモで17歳の少年がトラックにひかれて死亡した。