議会が大統領解任、野党指導者の元首相を釈放 ウクライナ
同国の国境警備当局責任者によると、ヤヌコビッチ大統領は東部ドネツクからチャーター機で出国しようとしたが、正式な書類がなかったため当局者に阻止された。
この時、同行していた武装グループが当局者に金を渡してチャーター機の出発を認めさせようとした。当局者らが拒否すると、一行は飛行機から降りて車で走り去った。ザハルチェンコ内相も同じように出国を図ったが拒否されたという。
議会では5月25日に選挙を実施することも決まった。また、野党から新たな議長や内相が任命された。
米ホワイトハウスのカーニー報道官は同日、米政府は事態を注意深く見守っていると述べ、「われわれが主張してきた暴力の沈静化や早期の選挙実施といった目標に一歩近づいた」との見方を示した。