国連安保理、シリア人道支援決議を採択 ロシアと中国も支持
(CNN) 国連安全保障理事会は22日、内戦下にあるシリアの都市で包囲され食糧不足などに直面する市民を救済する人道支援強化に関する決議を全会一致で採択した。
シリア関連の過去の決議に抵抗し、シリアのアサド政権寄りの主張を続けるロシアや中国を含め、安保理理事国15カ国が全員支持した。
決議は、火薬や金属片など詰め殺傷能力の向上を図る「たる爆弾」の使用禁止を含めた暴力の停止、アルカイダ系組織が絡むテロ攻撃の非難を盛り込んだ。
また、人権関連法の広範な侵害でシリア当局の責任を糾弾し、北部アレッポ、首都ダマスカスや中部ホムスの各都市などの人口密集地区での包囲解除を全当事者に要求した。