ロシア軍、ウクライナに侵攻可能な状態 NATO幹部
ウクライナはNATO加盟国ではない。しかし、ウクライナ危機に伴いポーランドやバルト海諸国などの加盟国はロシアの軍事攻勢に危機感を深めている。
NATOはロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合を受け、ロシアとの文官、軍事両レベルでの協力関係を全面凍結する措置を先に決定。同時に、ロシアが表明したウクライナ東部との国境周辺に配置する一部部隊の撤収についてその兆候はないとも明かしていた。
NATOのラスムセン事務総長は1日、ブリュッセルでのNATO外相会議の閉幕に当たり、ブリードラブ司令官と同様、対ウクライナ国境周辺でのロシア軍の動向に懸念を表明。旧ソ連圏で勢力圏を構築する手立てとしてウクライナの脅迫を試みていると批判していた。
対ウクライナ国境近くに集まる大規模なロシア軍は高度の即応態勢にあるとの判断も見せていた。