ウクライナ、親ロ派排除に軍投入 銃撃戦の情報も
またウクライナ国家安全保障国防会議の報道官は、ドネツク州に治安部隊のメンバー350人を派遣したと述べた。同部隊は暫定政権によって新設され、数週間前に訓練を受け始めたばかりの元デモ隊メンバーらが大半を占める。
一方、ロシアのプーチン大統領は15日、ドイツのメルケル首相との電話会談で、ウクライナ国内での衝突拡大について「同国を内戦の危機に追い込むことになる」と語った。
ロシアのメドベージェフ首相も同様の懸念を示し、「現在のウクライナ当局にそれを回避するだけの知恵があることを願っている」と述べた。
北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務局長は15日、ルクセンブルクで開かれた欧州連合(EU)国防相会合に先立つ記者会見で、ウクライナ情勢への「深い懸念」を表明。「ロシアはウクライナの親ロシア派に対し、暴力行為を支持しないと明言するべきだ」と語った。