エボラ出血熱、ギニアとリベリアで死者142人に
(CNN) 世界保健機関(WHO)は22日、西アフリカのギニアとリベリアでエボラ出血熱による死者が計142人に達したと発表した。
WHOによると、ギニアではこれまでに208人がエボラ出血熱と診断され、このうち136人が死亡。リベリアでは患者34人のうち6人が死亡した。
感染が近隣諸国へ拡大しているとのうわさもあるが、WHOによると感染が確認されたのはこの両国にとどまっている。シエラレオネで感染が疑われた19人は、全員が検査で陰性となった。
エボラ出血熱の致死率は最大90%ともいわれている。国際医療援助団体、国境なき医師団(MSF)は、過去の流行が狭い地域に限られていたのに対し、今回は前例のない規模で拡大しているとして危機感を示した。