ナイジェリアでまた少女拉致、8人被害 米国が捜査協力へ

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女子生徒200人超が拉致被害 ナイジェリア

アブジャ(CNN) イスラム過激派による女子生徒200人以上の拉致事件に揺れるナイジェリアで、さらに少なくとも8人の少女が拉致されていたことが7日までに分かった。

少女たちの年齢は12~15歳。4日夜に、同国北東部のカメルーン国境に近い村ワラベから連れ去られた。ワラベは、先月14日に女子生徒拉致事件が起きたチボク地区に近い。この一帯は同事件で犯行声明を出したイスラム過激派「ボコ・ハラム」の拠点として知られる。

国際社会では先月の事件を巡り、ジョナサン大統領に対応の強化を求める声が高まっている。大統領報道官は6日、CNNとのインタビューで「大統領は決して手をこまねいているわけではない。私たちはさまざまな行動を取っているが、米国のように宣伝しないだけだ」と反論した。

同報道官によると、2つの特別大隊が生徒たちの捜索に当たり、新たな追加部隊も向かっているという。

米国務省のサキ報道官によれば、米国は在ナイジェリア大使館に米軍要員らによる「調整チーム」を設け、情報収集や捜査、解放交渉への支援に乗り出す見通しだ。ジョナサン大統領が6日、ケリー米国務長官との電話会談で支援受け入れを表明した。

ボコ・ハラムが生徒たちを「売り飛ばす」などと宣言していることに対し、国連のピレイ人権高等弁務官は同日、「これは人道犯罪だ」と非難した。

ピレイ氏はまた、アフリカ連合(AU)の女性指導者らと共同でナイジェリア政府に書簡を送り、「政府には少年少女が教育を受ける権利を保障し、かれらを暴力や脅迫から守る法的責任がある」と訴えた。

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