マレーシア機捜索 「次の段階」を協議、60億円規模
(CNN) 消息不明となっているマレーシア航空370便の捜索を巡り、オーストラリアとマレーシア、中国の当局者らが7日に今後の方針を協議することが分かった。次の段階の捜索作業には約6000万ドル(約61億円)の費用がかかる見通しだ。
3月8日に失踪したマレーシア航空機の捜索にはこれまで26カ国が参加。航空機の飛行は300回、延べ3000時間に上り、対象範囲は460万平方キロに及んだが、何の手掛かりも見つかっていない。
オーストラリアなど3カ国の協議は同国の首都キャンベラで、2つのグループに分けて実施される。
オーストラリアのトラス副首相によると、一方のグループはこれまでに収集された情報を分析し、衛星データの解釈が正しかったかなどについて再確認する。もう一方のグループは、今後の捜索に必要となる費用や装置、人員を検討するという。費用をどのように分担するかも議題となる見通しだ。
これまでの捜索は、衛星データやブラックボックスから発信された可能性のある信号などに基づき、インド洋南部の一定範囲を対象に進められてきた。