国連安保理、ボコ・ハラム制裁を承認

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ボコ・ハラムにおびえる市民 ナイジェリア

(CNN) 国連安全保障理事会は22日、ナイジェリアで勢力を強めているイスラム過激派「ボコ・ハラム」に対する制裁を承認した。

ボコ・ハラムは国際テロ組織アルカイダ系として制裁リストに加えられ、武器禁輸や渡航禁止、資産凍結の対象となった。

ボコ・ハラムに対する制裁はナイジェリア政府が国連に要請していた。同国では先月、200人以上の女子生徒が学校から連れ去られる事件があり、ボコ・ハラムの指導者がビデオ声明で犯行を認めていた。

20日には中部のジョスで爆弾が相次いで爆発し、少なくとも118人が死亡。ナイジェリア当局はこの事件をテロと断定したものの、関与が疑われる組織については言及を避けた。

また、地元住民によれば、女子生徒が拉致された付近の村も19日から20日にかけて武装集団に襲撃され、30人あまりが死亡した。ボコ・ハラムは民家や商店に放火したり、機関銃を乱射したりしたとされる。ただ犯行声明は出していない。

米国のパワー国連大使は安保理の制裁承認について、「テロの脅威と戦うナイジェリアを国際社会が支援するための新たな1歩となる」と歓迎。米国は女子生徒の救出やボコ・ハラム掃討の支援に引き続き全力を尽くすと述べ、「子どもたちはどこにいようと、恐れることなく明るい未来を追求できなければならない」と強調した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]