不明の3少年の遺体発見か イスラエル首相は「報復」を明言
アッバス議長も緊急会合を招集している。パレスチナ指導部はこの問題を巡り、7月1日に会合を開く。
オバマ米大統領やローマ・カトリック教会のフランシスコ法王、国連の潘基文(パンギムン)事務総長ら世界の指導者も30日、相次いで犯行への非難声明を出した。オバマ大統領は一方で「すべての関係者に対し、状況を不安定化させる動きを慎むよう求める」と呼び掛けた。
3人の少年は6月12日深夜から13日早朝にかけ、西岸のユダヤ人入植地で行方不明となった。ネタニヤフ首相はただちにハマスによる誘拐と断定したが、ハマス側は否定した。イスラエルは大規模な捜索作戦を展開し、数日のうちにパレスチナ人の容疑者150人以上を拘束した。
イスラエル治安当局は先週、「誘拐犯はヘブロン出身のハマス活動家だった」として、29歳と32歳の2人組の名前を公表していた。