イスラエル、新たな軍事作戦を開始 ハマスも対抗
ハマス幹部でパレスチナ立法評議会の議員を務めるマスリ氏は、インターネットの交流サイト、フェイスブック上のメッセージで「敵は一線を越えた。罪の報いを受けることになるだろう」と述べ、「殉教者の流した血は蜂起と抵抗の動力源になる」と宣言した。
この発言に続いてガザからイスラエルにロケット弾70発が撃ち込まれ、ハマスが犯行声明を出した。
イスラエル中部の街ヤブネでは空襲警報のサイレンが鳴り響き、救急当局によると近郊のアシュドッドで少なくとも1人が負傷した。
イスラエル軍の報道官は、ガザから40キロ圏内ではロケット弾攻撃の恐れがあるため、サマーキャンプや学校、幼稚園の活動をすべて禁止すると発表した。
イスラエルとハマスの対立は、先月末にイスラエル人の少年3人が殺された事件をきっかけに激化した。今月初めにはパレスチナ人の少年が誘拐、殺害される事件も発生。3人の殺害に対する報復との見方が強く、暴力の連鎖が懸念されている。