現場から遺体移送、オランダで身元確認へ マレーシア機撃墜
(CNN) ウクライナ東部上空でマレーシア航空機が撃墜された事件で、墜落現場で収容された遺体は22日、列車でウクライナ東部ハリコフへ運ばれた。遺体はここで棺(ひつぎ)に納め、23日以降に軍用機でオランダへ移送したうえで身元を確認する。同機の乗員乗客298人のうち、半数以上はオランダ人だった。
現場は22日、遺体の収容作業が打ち切られ、静けさに包まれた。オランダの調査チームは、収容された遺体が一部現場に残っている可能性もあるとして確認を急いでいる。
親ロシア派がマレーシア当局に引き渡したブラックボックスについては、英国でデータを取り出し、国際チームが内容を分析する。撃墜前後の操縦席の音声なども明らかになる見通しだが、「だれがどんな理由で撃墜したのか」というなぞの解明につながるかどうかは不透明だ。