治療の医師がエボラ出血熱に感染 シエラレオネ
(CNN) アフリカ西部シエラレオネの保健省は23日、エボラ出血熱の治療に当たっていた医師が、エボラ出血熱に感染したことを明らかにした。
保健省によると、エボラ出血熱に感染したのはシーク・フマル・カーン医師。現在は首都フリータウンの病院で国際医療支援団体の国境なき医師団が治療に当たっているという。
カーン医師は同国東部の都市ケネマの病院で患者の治療や隔離などの対策の陣頭に立っていた。
保健省は同医師の容体を明らかにしていない。ただ、インターネットなどで出回った同医師死亡の情報は否定。フェイスブックの投稿で「フマル・カーン医師は生きていて、治療に反応している」と強調した。
保健省が23日に発表した統計によると、シエラレオネではこれまでに427人のエボラ出血熱感染が確認され、144人が死亡した。