エボラ流行は「悪化の一途」、ボランティアも退避
現時点で同団体のボランティアの感染は確認されていないものの、エボラ出血熱で死亡した人と接触していた米国人ボランティアが2人いるという。この2人は発症はしておらず、念のために隔離して経過を観察している。安全が確認された時点で米国への帰国を手配する方針。
さらに、メンバーの米国人2人が感染したキリスト教系の「サマタリアンズパース」などの人道支援団体も、緊急に必要としない要員をリベリアから出国させていることを明らかにした。
感染した2人はまだ重い症状が続いているが、「過去24時間でやや改善がみられる」という。
リベリアは国境の封鎖に続き、国内の学校をすべて休校とし、国境地帯の市場を閉鎖する措置を取った。国民に対しては人の集まる娯楽施設などを避けるよう呼びかけ、31日に全公共施設の消毒を行うと発表した。