米、イラクにミサイル5000発を追加供与
(CNN) イスラム過激派組織との戦闘を続けるイラク政府に対し、米政府がミサイル「ヘルファイア」5000発を含む7億ドル(約720億円)相当の軍事支援を行うことで合意した。
米国防安全保障協力局によると、ヘルファイアはヘリコプターから発射する方式のミサイルで、イラク政府から供与の要請があった。
国防総省のカービー報道官によれば、イラクには既に同ミサイル780発を供与しており、8月にはさらに366発の輸送を予定している。
追加の5000発は段階的に輸送する見通しだが、日程は明らかにしていない。
イラクではイスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が複数都市を制圧し、シリアとの国境をまたぐイスラム国の樹立を目指している。
警察によると、30日には首都バグダッドのシーア派地区2カ所で爆発が相次いだ。東部のサドル地区ではガソリンスタンド付近で爆弾が爆発し、少なくとも7人が死亡、25人が負傷。約30分後に南部の屋外市場で爆発があり、5人が死亡、35人が負傷した。