ガザ、72時間の人道的停戦は2時間で崩壊
イスラエルとハマスは、停戦崩壊の責任をなすりつけ合っており、イスラエル国防軍(IDF)は、ラファで同軍の兵士が攻撃を受けたため、自己防衛を余儀なくされたと主張。イスラエル政府のマーク・レゲブ報道官も、ガザからイスラエル南部にロケット弾が撃ち込まれたと語った。
一方、ハマスのハムダン報道官も停戦を破ったのはイスラエルだと非難し、パレスチナ人武装勢力には自己防衛の権利があると主張した。
停戦の仲介を行った米国のケリー国務長官は、イスラエル兵への攻撃に対し「停戦の重大な違反行為」と非難した。またオバマ大統領も記者会見で、停戦が破られた責任はハマスにあると述べた。
オバマ大統領は「(ハマスが)停戦を真剣に考えているのであれば、(誘拐されたとされる)イスラエル兵を無条件で解放する必要がある」と主張。さらに「ハマスが停戦に従うという信頼がなければ、破られた停戦を回復するのは難しいだろう」との見方を示した。