ハマス指導部、3少年誘拐への関与認める
(CNN) 6月にヨルダン川西岸でイスラエルの10代の少年3人が行方不明になり、その後遺体で発見された事件で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは22日、ハマスの武装集団が3人の少年を誘拐したが、その事実を指導部に報告していなかったことを明らかにした。
ハマス政治局のサレフ・アルリ氏は「当時、ハマス指導部はこの集団、およびこの集団が少年らを誘拐したことを知らなかった」とし、「しかしその後、この集団がハマスのメンバーであることが明らかになった」と説明した。アルリ氏によると、少年らの誘拐はハマス指導部や軍事部門の承諾なしに実行されたという。
3人の少年の遺体は6月30日、ヨルダン川西岸のヘブロン北西部で発見された。遺体発見をきっかけにイスラエル・ハマス間の緊張が高まり、イスラエルのネタニヤフ首相も「ハマスは代償を支払うことになる」と述べていた。