ウクライナ大統領、「決然たる行動」を要求
国境警備についてはポロシェンコ大統領がプーチン大統領との会談で、主に「装甲車、傭兵(ようへい)、弾薬の移動を防ぐ」ための国境警備について話し合ったと説明。国境警備隊と参謀司令官の間で協議を開始することでロシアと合意したとしている。
首脳会談は2時間あまりにわたって行われた。両首脳が顔を合わせるのは今年6月以来。プーチン大統領はこの会談について、対話を再開する必要があるとの認識で一致したと述べ、「前向きな」話し合いだったと振り返っていた。
会談後にポロシェンコ大統領は、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表と共同記者会見し、先に発表した和平計画に基づくロードマップ(行程表)を作成すると表明した。できるだけ早期の停戦実現に向けた協議を行い、 欧州安保協力機構(OSCE)が停戦監視に当たる計画。
ポロシェンコ大統領は6月に就任した時点で一方的な停戦を宣言したが、親ロシア派の攻撃が続いたことを受けて停戦を破棄していた。
同大統領はミンスクでの会談の成果について、27日にドイツのメルケル首相と電話で協議したことも明らかにした。