ウガンダ首都で決行寸前のテロ阻止、ソマリア過激派が関与
(CNN) アフリカ中部ウガンダの警察当局は13日、首都カンパラで決行が差し迫った段階にあったテロを阻止し、複数を逮捕し、爆発物を押収したとの声明を発表した。
カンパラ駐在の米国大使館は、テロ謀議にはアフリカ東部ソマリアに拠点があるイスラム過激派シャバブが関与していたと述べた。標的については明らかにしなかった。
しかし、地元警察は発見した爆発物の種類などから、ケニアの首都ナイロビの大型ショッピングセンターで昨年9月起きたテロ事件と似た犯行を画策していた可能性があるとみている。ナイロビの事件では実行犯を含む計67人が死亡し、シャバブが犯行を認めた。
米国大使館はカンパラ居住の米国人に対し家内にとどまるよう警告していた。ウガンダの治安当局は全ての公共場所で警備体制を強化していた。
地元警察は逮捕者の人数には触れなかったが、様々な国籍保持者がいることを認めた。また、別の複数の容疑者を追っていることも明らかにした。
米軍はソマリアで今月初旬、シャバブのアハメド・ゴダネ指導者を殺害する作戦を実行。シャバブはその後、新たな指導者を選出し、暗殺作戦への報復攻撃を宣言していた。
ソマリアでは政府軍、これに肩入れするアフリカ連合(AU)軍とシャバブとの交戦が続いているが、AU軍にはウガンダ軍も参加している。シャバブは以前、ウガンダ内で攻撃を仕掛けたこともある。