金正恩氏、足首を手術か 韓国報道
(CNN) 韓国の聯合ニュースは28日、先月から今月にかけて公の場から姿を消していた北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記が、この間に右足首の嚢胞(のうほう)の除去手術を受けていたと伝えた。
韓国の議員らが国家情報院当局者との非公開会合で聞いたとされる話によると、手術は外国人の医師が執刀した。嚢胞が再びできる可能性もあるという。
正恩氏はかねて足を引きずる様子がみられたことから、「太りすぎが原因か」「痛風か」と臆測が飛び交っていた。9月3日に開催されたコンサートを最後に約6週間にわたって姿を消し、一時は重病説や指導部内での権力闘争説がささやかれた。
しかし朝鮮中央通信(KCNA)は今月14日、正恩氏が新設の住宅地や国家科学院自然エネルギー研究所を視察したと報道。つえをついていたものの笑みを浮かべ、苦痛を感じているようには見えなかった。
正恩氏の祖父、金日成(キムイルソン)主席の専属医だったキム・ソヨン氏によると、金主席や父の金正日(キムジョンイル)総書記は糖尿病や心臓疾患、ストレスを抱えていたが、正恩氏にもこうした健康上の問題がみられるという。同氏は正恩氏の写真を見て、鎮痛剤で顔がむくんでいるとの見方を示した。また、外見を金主席に似せるためにホルモン注射を受けているのではないかとも指摘した。