「薬物与えられ戦闘に」 拘束されたISISメンバーが証言
別の戦闘員にはISISが妻を与えると約束していたという。一緒にいた戦闘員は、中国人1人を含めほとんどが外国人で、現地の言葉が話せないため意思疎通が難しかったと男性は話す。
ISISが人質の首をはねる場面も目撃したといい、「ISISが進出した地域では、彼らのイスラム法に従わない者は背教者とされた」「顔を覆い隠さない女性は頭部を切断される」と振り返った。
3人目の男性は2人の子どもがいるという元教師で、やはり自動車爆弾にかかわったと打ち明けた。
3人の話が真実なのか、それとも拘束したクルド人勢力が証言を強要しているのかは確認できていない。
ただ、世界情勢についてはほとんど知らない様子で、1人は米国が率いる有志連合にサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)が参加してISISを空爆していると知らされると、「奴らを皆殺しにしてほしい」と目をうるませた。
3人ともISISに加わったのは間違いだったとして、クルド人勢力に許しを求めていると語った。しかしクルド人の看守は、もし解放すれば、3人ともISISに戻るだろうと話している。