メキシコ学生43人失踪、犯罪組織が殺害して燃やして川に
構成員らは、学生らを複数のトラックに載せ、ゴミ捨て場に連れて行った。学生らの何人かはすでに死亡しており、生存者は構成員らに別の犯罪組織との関与について質問された。カラム長官によると、学生らが犯罪組織に関わっていた証拠はないという。
学生らの殺害を自白した3人の構成員は警察の取り調べで、正確に何人殺害したかは覚えていないが、組織のリーダーから40人以上いると聞かされていたという。
殺害された学生らの遺体は、ごみ捨て場でディーゼル燃料をかけられ、タイヤやがれきとともに少なくとも14時間に渡って燃やされた。そして翌日、遺体はさらにバラバラにされ、黒いごみ袋に入れられ、サン・ファン川に投棄された。
ダイバーたちが川を捜索し、複数のごみ袋と遺体を発見。1袋だけ完全な状態で発見され、中に人間の遺体が入っていたという。
カラム長官は「ご遺族はこの知らせを聞いてさぞ心を痛めていることだろう。われわれも全員、同じ気持ちだ」と述べた。