不妊手術の合併症で女性8人が死亡 インド
ニューデリー(CNN) インド中部チャッティスガル州の都市ビラースプルで、集団不妊手術を受けた女性たちが合併症を起こし、少なくとも8人が死亡、20人が病院に収容されていることが分かった。
地元保健当局の責任者によると、手術は8日、当局が運営する移動式の診療所で80人以上の女性を対象に行われた。手術に応じた女性には1人につき1400ルピー(約2600円)が支払われた。
現地のCNN系列局は、5時間で83人の女性が手術を受けたと伝えている。
女性たちの多くが10日までに合併症を起こしたという。地元当局が詳しい状況を調べている。亡くなった女性たちの検視結果は12日に出る見通しだ。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、インドの保健当局は人口抑制のために女性の不妊手術を推奨してきた。当局から金を受け取ったり強制されたりした女性たちが、不衛生な環境で手術を受けているケースも多い。同団体はインド当局に対し、避妊法の普及や危険性の低い男性不妊手術に力を入れるよう求めている。